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執筆者の写真Narumi

ストレスのお話。


皆さんは日々ストレスを感じて生きていますか?



令和2年度 健康実態調査結果の報告(厚生労働省)を見てみました。


悩みやストレスの最も気になる原因という質問項目では、「自分の病気や介護」と回答した方が 41.6%と最も多く、次いで「家族の病気や介護」 13.1%の順となっています。

他にも「収入・家計・借金等」や「自分の仕事」など様々な悩みやストレスを感じられている方がおられるようです。



今回はそういった、ストレスの原因に関するお話しではありません。



ストレスというものの種類について考えてみました。


いろいろな分類に分けることができますが、対人に関してだと2つのストレスパターンがあると考えます。


これについて考えるきっかけになったのは、友人の仕事場でのエピソードとお客様の学校に関する相談を受けたことです。



まず友人の仕事場でのエピソードです。

友人は私と同じく管理栄養士の資格を持ち、給食現場とその献立作成・発注が中心の役割となっています。

給食現場では、時間に追われていることや閉塞空間での作業が続くこと、少人数で運営することなどが原因となり、、、というよりは少人数のスタッフの中に「他責思考」の人間がいることで負の空気が蔓延しやすい環境が完成しています。

そうなることで、理不尽に感じる言葉は届きやすくなります。


働く環境は大切ですね。



次にお客様の学校に関する相談です。

この方は、社会人を経てもう一度学校に通っています。

年齢的にひと回りくらい違うクラスの人々は、若さなのか、人としてなのか、人を傷つけることで自身を確立することが得意な人も多いようです。

そういった人と時や空間を共にしたくないという気持ちが大きくなってきたそうです。


目に映る人も大切ですね。



どちらの対人ストレスも直接当人から受けているときは、「外的要因」のストレスで、100%不可能ではないものの、なかなか変えることができないストレスです。


しかし、この2人のお話しを聴かせていただいたときは、「内的要因」のストレスの状態でした。

当人から受けているその瞬間ではなく、受けたことを記憶し、当人がいないところで自身の脳内から湧き出てきているストレスです。


この内側から湧いてきたストレスは、変えることができます。


「そんな簡単に切り替えられたら苦労しない。」

そうなのです。


ただ私は、友人の仕事場でのエピソードでも、お客様の学校に関する相談でも、ストレスを感じさせている当人たちに、外的、そして内的の両面から倍以上のストレスを加えられ続けている状態が、当人たちに対するあきれた感情とともに、そんな人間に心を奪われ、もったいないとも感じました。



私は、「外的要因」を極力減らせるように選択し、「内的要因」はもったいないものとして判断するようにしています。


どうせ頭を使うなら、自分の心ををすり減らす使い方ではなく、「どうやったらできるかな。」「次はどう動こうかな。」「千鳥おもろかったな。」と自分が成長したり、回復したりできる使い方をしたいですね。



『自分に何かあったとき、心にかすり傷すらできないような人間のためにプラスで頭を使うなんて、もったいない、もったいない。』



もちろん、仕事の関係や家族の関係などそれぞれのバックグランドがあり、すべてをそうすることができない場合もありますし、そこに頭を使うことで解決に導かれる場合もあるかもしれません。

そして、ストレスが全てにおいて悪者と言えない場合もあります。

1人1人違うから、助言なんて大それたことはできませんが、皆さん自身の心をすり減らすようなストレスが減ることを願っています。




めんどうでおもしろい生き物ですね。




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