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執筆者の写真Narumi

仕事は辛いものですか?


私にとっての仕事はあまり良いイメージの言葉ではありません。

でした。という過去形の方が正確かもしれません。

「仕事」自体というよりはワードから連想されるイメージが良くないものになってしまっていました。



国民生活に関する世論調査の「働く目的は何か」という問いに関する回答者割合は、

・「お金を得るために働く」61.1%

・「社会の一員として、務めを果たすために働く」12.1%

・「自分の才能や能力を発揮するために働く」7.2%

・「生きがいをみつけるために働く」13.9%

という調査結果となっています。


出典:「国民生活に関する世論調査」(内閣府)令和3年9月調査



仕事をする目的は個人で違うことでしょう。

そして、1番の目的だけではなく、その過程で2番目、3番目の目的が存在するからこそ仕事の選択に差が生まれるのだと思います。



私が現在の道を選択した1番の目的は「辛い」という感情から芽生えたものです。


トレーナーと管理栄養士。


もともと好きだったスポーツは、気づくと関わることすら苦しく感じるものになっていました。

できない部分に目を向ける自身への問いかけと、できない部分を否定する指導の言葉を丁寧に積み重ねました。


指導者も一人の人間です。

今となってはできない選手に対するいら立ちを想像することもできます。



ただ、「できない」部分をピックアップし続けることはパフォーマンスにつながりません。


気持ちから焦りを生み、劣等感を生み、食事・運動・休息(精神)のバランスは崩れ、崩れていることすら気づけませんでした。


私は、気づくきっかけとなる人が必要だと考えました。



トレーナーと管理栄養士。


どちらも知識・経験・技術を手にするには時間がかかり、終わりもありません。


現在に至るまで、その知識・経験・技術を得るための仕事選択をしてきました。


その間、やりたいことというよりは「やりたいことのためにやるべきこと」を選択してきました。



「まだだ。やるべきことはまだある。」

と「まだ」が頭に溢れていたころ、仕事は窮屈に感じることの方が多かったです。



「まだ」が頭を占める割合が減ってきたころ、サポートした方々から感謝の言葉をいただけることが増えてきました。



私自身の知識や経験、技術の面から力になれることが増えたというのもあることでしょう。

ただ、それだけではないと思います。

「まだ」と縛り付けていた感情の変化が関係していると思います。


私自身が笑顔になれたからサポートした方々も笑顔になれたのか、

サポートした方々が笑顔になれたから私も笑顔になれたのか。

それはわかりません。

ただ、感情は人へつながっていくものです。



Smile meets smile.

直訳:笑顔が笑顔に出会う。

意訳:笑顔が笑顔に繋がる。



私にとって仕事は、辛いものでした。

私にとって仕事は、感謝を伝えられるものとなりました。




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