幸せはその人のそれまでの経験によっても感じ方に差があるように思います。
今回は私が栄養士として働いたのち、トレーナーの学校に通っていたときに感じたことを題材に「幸せ」について書いていこうと思います。
高校生の頃に栄養の分野とトレーニングの分野の前者から学びを始めると決めました。
自分の中で「経験」というものはとても大きな財産になると考えています。
そういった価値観もあり、4年制の大学から卒業してすぐに管理栄養士の国家資格受験をする選択ではなく、2年制の短期大学から栄養士として3年間の実務経験を積んだうえで得られる受験資格により受験する選択をしました。
※管理栄養士取得までのだいたいのプロセス
仕事をしながら勉強を進めていくことは、今よりもさらに勉強の進め方が下手だった私からすると窮屈に感じるときもありました。
トレーニングの分野に早く関わりたいという想いもあり、病院での勤務が歯がゆく感じるときもありました。
そして、管理栄養士となった今、これは日本特有のものなのか、4年制大学出身ではないという肩書き的なところを見下げる人もいました。
しかし、私は管理栄養士取得までのこのプロセスを選んだことに後悔はありません。
もう少し深く学べたのだろうかと考えることはありますが、この選択をしたからこそ今の自分のサポートスタイルにつながっていると思います。
栄養士としての実務経験3年は、労働時間の問題や現場を回すための自分で自分に押し付けた責任、目標への焦りから笑えていない日々もありました。
今となっては倍の時間働いた分、より多くのスキルを得られたという美談めいた形に収められていますが、あまりHAPPYな思い出ばかりではありません。
実務経験を終え、私はトレーナーの学校に通い始めました。
この年の夏だったと思います。
ふと「幸せだな。」と思いながら休憩時間を過ごしていると、クラスメイトの一人にどうしたのか尋ねられ、「幸せだなと思って。」と答えました。
そのクラスメイトは、当時私に付き合っている人がいたことを知っており、惚気だと笑いました。
特に弁明はしなかったものの、その幸せは目標のために学べる環境にあること、そして、その選択肢に至れる状況であったことが大きな要素でした。
この幸せの要素は、家族も含め身体・経済・精神が選択可能な幅を広げてくれているからこそ得られたものです。
高校から卒業してすぐにトレーナーの学校に通っていたクラスメイトにとっての幸せの感じ方は、その時の私とは全く違ったものだったと思います。
それまで得た経験や知識から自分や他人を評価し、感情に影響を与えるのだと私は考えます。
「幸せ」ってなんて曖昧なものなんでしょうね。
なぜだか運転中に思い出したので、書いてみました。
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