2021年のGoogle検索ランキングに関するGoogleJapanのブログを見ると、「○○とは」のランキング1位は「適応障害 とは」で、疾患に関する検索がとても増えている1年だったようです。
私自身サポートの関係で、毎日の体温記録や行動記録、活動制限などからどこか閉塞感といいますか圧迫感といいますか、なにとも表現じづらいものを日々感じながら生活していたように思います。
クライアントの方の中には、精神的負荷から頭痛や倦怠感で悩まされている方も多かったと感じています。
こころが健康的な状態でのこういった負荷は、自身で適応するすべを考え出せるのかもしれません。
そして、行動に移せるのかもしれません。
しかし、こころが健康的とは言えない状態の方や不安定さがある方からすると、その負荷はより大きくのしかかってしまうものだと思います。
「これから100メートル走れ」と言われたとき、休息をしっかりととれた状態なのか、フルマラソンを走り終えた直後の状態なのかで、対応や行動、成果は同じ人間であっても同じ結果にはならないでしょう。
また、そこに天候や風などの環境、傷や炎症などの体調、様々な要因が結果に影響するでしょう。
目に見えないこころの状態を自分ですら100%理解している人は少ないのではないでしょうか。
ましてや自分以外の人間の状態なんて測ることはできません。
それなのに、
「私の方がしんどいから。」
「なんでお前はそんなことで。」
「あの人はいつも元気なのに、自分は。」
こんな風に思ってしまうのでしょうか。
目に見えないものを測り、比べ、勝手に基準を作り、自分以外の人間や自分自身おも傷つける。
そんな場面を見聞きすることが多々あります。
ワードの1位となった「適応障害 とは」は、2021年の情勢下でこれまで以上またはこれまでとは異質の精神的負荷によって、「これまでの精神的負荷」を知るきっかけをくれるものにもなっているような気がします。
普段の生活が何かしらによって、フルマラソン状態だったならば、休んだりスピードを緩めたり補給したり、対策を検討してみてはいかがでしょうか。
自分ではどうしようもないのならば、人に頼ってみてはいかがでしょうか。
世界は広く、一生かけても会うことのない人はたくさんいます。
「○○とは」で検索することで、そんな会うことのない人や言葉に出会い、知るきっかけができると私は思います。
なんだかGoogleの人なのかな?と思うような締めくくりになりましたが、早く喜ばしいトピックが増える世の中になってほしいですね。
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